Python の「 sys
」というライブラリについてご紹介します。
import sys
「 sys
」は Python のインタプリタや実行環境に関連した変数や関数がまとめられたライブラリです。
sys.path
sys.path
には Python パス( PYTHONPATH
)がリスト形式で格納されています。リストの一番目の要素( sys.path[0]
)は実行中のスクリプトが含まれたフォルダが入っています。
sys.platform
スクリプトが置かれている OS を表す文字列が入っています。私の Windows 環境では文字列 win32
が入っていました。
追記: Mac 環境では文字列 darwin
が入っていました。
sys.argv
スクリプトをターミナル(コマンドプロンプト)から実行したときの引数を返してくれます。 argv[0]
はスクリプトの名前そのものが入っていることが多いようですが、実行の仕方によって異なることもあるようです。ふたつめの要素以降は、実行時のオプションやその他の引数が入っています。
・・・以上です。
ちなみに、 Python コードが、他のファイルから読み込まれたモジュールではなく、スクリプトとして実行された場合を特定するには、 __name__
という名前を次のように調べることが多いです。
if __name__ == '__main__':
# スクリプトとして実行されたときの処理
# ...
このコードを書いておくと、スクリプトとして実行されたときだけに特定の処理を行うことが可能です。
インストール
「 sys
」は標準ライブラリに含まれているので、別途インストールする必要はありません。