Python Tips: Sublime Text 2 のビルドに特定の Python 環境を使いたい

Sublime Text 2 でビルドに使う Python 環境を指定する方法をご紹介します。

Sublime Text 2 では、 Command+BやCtrl+B で編集中の Python ファイルを実行することができます。

その際デフォルトでは環境変数 PATH 上の python コマンドがそのまま使われますが、設定ファイルを編集することによりスクリプト実行に使う Python 環境を指定することができます。

該当する設定ファイルは「 Python.sublime-build 」です。たとえば、この設定ファイルの内容を以下のとおりに変更すると・・・

{
  // "cmd": ["python", "-u", "$file"],
  "shell": true,
  "cmd": ["source ~/.bashrc && workon name_of_virtualenv && python -u \"$file\""],
  "file_regex": "^[ ]*File \"(...*?)\", line ([0-9]*)",
  "selector": "source.python"
}

name_of_virtualenv には使いたい virtualenv 環境名を記入してください。

これで、 virtualenvwrapper で作成した特定の Python 環境が使われる形となります。

ただし、以下の 2 点が前提条件となります。

  1. virtualenvwrapper がインストールされている
  2. virtualenvwrapper 有効化スクリプトが .bashrc に書き込まれている

以上です。

ここでご紹介したのは virtualenvwrapper を使う場合ですが、 virtualenvwrapper を使わずに直接変更する場合は

  • 環境変数 PATH の先頭に使いたい Python 環境へのパスを追加
  • python -u のところの python を使いたい Python 環境の python に変更

するとよいでしょう。

ちなみに、 Sublime Text の設定ファイルを触ったことがあまりない場合は、念のためにバックアップを取ってからの編集がおすすめです。