Python のライブラリ(モジュール)の使い方

Python のライブラリ・モジュールの使い方についてご紹介します。

Python では、 import 文を使ってモジュールをインポートすることができます。 import したモジュール内の関数やクラスには モジュール名.名前 という形でアクセスして使うことができます。

次のサンプルでは、 os というモジュールの中にある sep という名前にアクセスしています。

import os

print os.sep

モジュールの中の特定の名前だけインポートしたい場合は、「 from モジュール名 import 名前 」という書き方をします。この形でインポートした名前は頭にモジュール名をつけず単体でそのまま使うことができます。

次のサンプルでは urllib2 というモジュールから urlopen という関数を読み込んでいます。

from urllib2 import urlopen

result = urlopen(url)

この使い方をする場合は名前が衝突しないように注意する必要があります。

ライブラリがネストされている場合には . を使って 親.子.孫 という形で掘り下げていきます。

次のサンプルでは、親が xml 、子が etree 、孫が ElementTree というモジュールの中から parse という名前を読み込んでいます。

from xml.etree.ElementTree import parse

インポートする際に as 名前 をつけると、その後はその名前を使ってモジュールにアクセスすることができます。

import numpy as np

valx = np.random.random(10)

from モジュール名 import * を使うと、そのモジュールのすべての名前(ただしほかのモジュールからアクセス可能なもののみ)をインポートすることもできます。

from urllib2 import *